はならびサポート
    • 矯正歯科導入をお手伝いします
    • 「小児矯正」導入をサポートします
    • 運営者情報

はならびサポート

矯正歯科を導入したい、小児矯正を導入したいとお考えの医院に対して、しっかりとした矯正歯科が実践できる体制をつくるためのお手伝いを行っています。「矯正歯科の患者さんを増やしたい」「矯正治療を安全に行いたい」と考える院長先生はぜひ御連絡ください。

  • 矯正歯科導入をお手伝いします
  • 「小児矯正」導入をサポートします
  • 運営者情報
トップページ
>
Uncategorized
>
アタッチメントの付け方とそのポイント

アタッチメントの付け方とそのポイント

いいね! 0 はてブ 0 ツイート LINE

「アタッチメント」とは、歯の表面に取り付けるレジン製のポッチのことです。

インビザライン矯正では、このポッチが非常に重要な役割を果たします。アライナー(=マウスピース)を歯にしっかり密着させたり、歯に効率的にチカラを加えたりという役割です。

アタッチメントの付け方が悪いと、途中で外れてしまったり、歯を予定通りに動かすことができなかったりします。

そのため、アタッチメントは、正しい手順で厳密に装着することが非常に重要なのです。

アタッチメント装着に必要となる器材

③プレサージュ(松風)・・・歯面研磨材

⑤エステライトユニバーサルフロー(Medium)(トクヤマデンタル)・・・フロアブルレジン

⑥オーソソロ(ORMCO)・・・ボンディング材

⑦エッチング材

⑩キュアリングライトC02(プレミアムプラスジャパン株式会社)・・・照射器

⑪EZアタッチメント(プレミアムプラスジャパン株式会社)・・・スリーブ

⑫カーバイドバー・・・はみ出したレジンを取り除くための仕上げ用バー

アタッチメントを付けるタイミング

わたしのクリニックでは、ステージ4が終了した後、すなわちステージ5に移る際にアタッチメントを付けるようにしています。

なぜなら、アタッチメントを付けると、アライナーの着脱が極端に難しくなってしまうからです。

そのため、アタッチメントが無い格好のアライナーにおよそ1ヶ月ほど慣れてもらって、その後にアタッチメントを付けた方が患者さんにとって受け入れやすいと考えているからです。

アタッチメント装着の手順

アタッチメントテンプレートの準備

アタッチメントテンプレートは、正中もしくは犬歯−第一小臼歯間で切断し、2つもしくは3つのパーツに分けた状態で使用します。

アライナーの準備・試適

アライナーが入っている箱から、「最初に使用するアライナー」のパックを取り出します。最初に使用するアライナーには、「01 of ●●」と記載してあります。

テンプレートの試適と同様に、全体的にしっかりフィットしていることを確認します。

前歯の切端および臼歯の咬頭部分の浮き上がりを目で確認したり、アライナーを指で押さえてガタつきの有無を確認することによって、フィットの状態を判断することができます。

歯面の清掃

アタッチメントを装着する部分の清掃を行います。その際、研磨剤を使ってしっかりと磨きます。

デンタルフロスや探針を使って、隣接部や歯肉溝にプラークが残っていないことを確認するようにしてください。プラークが残っていると、レジンの接着力が低下し、脱離の原因になってしまうからです。

歯面の処理

材料の指示に従って、エッチング処理およびボンディング処理を行います。

 

アタッチメントの硬化

光を照射し、コンポジットレジンに硬化します。

バリの除去

テンプレートを取り外し、アタッチメント周囲のバリ(=はみ出した部分)を丁寧に除きます。

アタッチメント周囲のバリは、アライナーの不適合の原因になります。そのため、バリの除去をしっかりと行うことが肝心です。

アライナーを装着

最初のアライナーを、口腔内に装着します。

アライナーと歯面がしっかり適合していること、およびアライナーとアタッチメントがフィットしていることをチェックします。

アタッチメントの装着でのポイント

コンポジットレジンはやや多めに盛る

フロアブルレジンは、隆起する格好に盛りたすことがポイントです。

そうすることによって、テンプレートを装着した際、コンポジットレジンが歯面に密着するようにになるからです。

テンプレートの試適は行わない

アタッチメントの装着する際、アタッチメントテンプレートを口腔内に試適して適合を確認したいところですが、わたしのクリニックでは試適を禁止しています。

なぜなら、試適するとアタッチメントテンプレートの内面に水分がついてしまう恐れがあるからです。

そして、テンプレートの内面に水分があると、アタッチメントの接着を弱めてしまうからです。

アタッチメントテンプレートは破棄しない

アタッチメントを付け終えても、使用したアタッチメント用テンプレートは絶対に破棄しないようにしてください。

なぜなら、インビザライン治療中にアタッチメントが破損したり、脱落したりすることがあるからです。

テンプレートを紛失した場合、オーダーしなおす必要があるからです。その間、患者の矯正治療も1ヶ月ほど滞ってしまいます。

そのため、アタッチメントの装着に使用したテンプレートは、捨てずに保存しておく必要があります。

まとめ

アタッチメントの形態が不良だったり、接着が不十分だったりすると、インビザライン治療をスムーズに行うことができません。

そのため、アタッチメントの装着を行う場合は、正しい手順で正確に行うことが大切です。そうすることによって、アタッチメントが脱落したり、歯の動きが悪かったりするトラブルを予防することができます。

上記の手順をしっかり理解して、アタッチメントの装着を確実に行うようにしてください。

カテゴリー

  • 矯正歯科導入をお手伝いします
  • 「小児矯正」導入をサポートします
  • 運営者情報
いいね! 0 はてブ 0 ツイート LINE